マレーシアで子供がデング熱にかかった

先週から8歳の息子がマレーシア(クアラルンプール郊外在住)でデング熱を患い、1週間の入院を経てようやく退院することができました。日本人でデング熱に感染した人はまだそれほど多くはないと思いますので、今回は番外編として、症状や入院時の様子などをメモしておきます。
デング熱に関する基本情報はこちらにまとまっています。
国立感染症研究所 デング熱とは 厚生労働相 デング熱に関するQ&A

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1. 突然の発熱からはじまる
夜寝る前に寒気と頭痛を訴えていた息子。朝起きたときには発熱があり38度ほどになっていてぐったりした様子。インフルエンザの初期症状と同じような感じで、しばらく様子をみていると少し熱がさがって元気になったと思ったらまた熱が出るといったことの繰り返し。

2. 発熱と微熱を行ったり来たり
二日目になって、また平熱近くまで熱が下がり元気に動きだす。いままでも1日~2日だけ熱が出てそのあとケロッとしていることもあったので、今回もそうだったのかと、一緒に近所に買い物に出かけるとまた急にゾクゾクすると言い出して急きょ帰宅する。

3. 総合病院へ
同じ様子で3日が経過して、食欲がまったくなく少し鼻血がでる。これは今までと違うということになり近所の総合病院で受診してもらうことにした。採血して1時間後に結果がでるということだったので、息子を連れていったん帰宅。hospital

4. 病院から電話
ほどなく病院から電話があり今すぐ病院に来るように言われたので、息子は家で寝かせたまま病院にいくと「デング熱の結果が出たので、いますぐ入院するように」といわれる。家から近いので通院では駄目なのかと聞いたが、入院がMUSTだということだった。また車で往復して息子を病院へ。
入院手続き時に本人および付き添い人のパスポート提示、それから入院費用のデポジットとして4000リンギ(約132,000円)が必要だった。
ちなみにデングではなくデンギーという発音に近いので注意。

5. 急きょ入院
支度を整えて、入院したところは一般病室ではなく集中治療室(ICU)だった。そんな大変な事態だったのか・・・。それとも大げさな対応なのかはいまだに不明。ICU内で心拍計と点滴をセットされて見た目はかなり重症患者となったが、ともかく最善の措置をとっていただいていることはわかる。その日は同室に簡易ベッドを用意してもらい、妻が付き添いで一晩を共にする。hospital2

6. ICUからHDU(高度治療室)へ
2日目からICUからHDUに移動。同じフロア内だがHDUのほうが少し安くなると説明があった。たしかに後日、明細をみるとICUは一泊RM450(14,850円)で、HDUは一泊RM320(10,560円)となっている。 定期的に血液検査を行い、血小板とCRPという数値を確認していた。特に血小板の数値が下がってしまうとよくないので注意深くチェックされていた。なぜか深夜に採血されることもあった。
引き続き、熱が出ていたので解熱剤を飲むことと、頻繁に水を飲むように指示がある。

7. 寒い病室
入院3日目になっても熱が下がらないので、体温を下げるためということで病室内の冷房を効かせて、さらに濡れたタオルで息子の体をふくようにと指示があった。タオルなど体にかけても駄目だとのこと。マレーシアでは冷やして熱をさげるという処方が一般的なようだ。付き添いする場合は温かい衣服が必須。

この日、Fresh Frozen Plasma(FFP)を投与された。FFPとは、新鮮凍結血漿のことで血液凝固因子を補充するために用いられる血液製剤。投与時に簡単な説明があったがFresh Frozen Plasmaがどういうものかはっきりとは分からないまま投与を受けてしまった。納得して投薬を受けるためにも事前にFFPについて調べておくことをお勧めしたい

8. 入院4日目
最初の発熱から1週間が経ち、熱が下がってきた。この頃から息子が足の裏をかゆがったり、目が痛いと言い始める。デング熱の回復時に表れる症状のようだ。この日も血液検査があったが、まだ血小板の数値が上がらない。

9. 入院5日~6日目
徐々に血小板の数値が上がり始め、回復の傾向がみられるようになった。CRPも問題なければ退院することができる。HDU(高度治療室)に入院しているので、テレビなどなく退屈している時間が増えた。食欲がでてきて病院食に少し手を付け始める。体力回復のためできるだけ食べたほうがよいと指示があり、自宅からごはんを持って来たりした。

10. 入院7日目
ドクターから退院の許可がおり、ようやく退院することに。本人も笑顔をみせる。ずっと横になっていたので足元がふらふら。

11. 入院費用の清算
1週間入院して、入院および治療費の総額はRM12,223 (403,359円)。マレーシアには国民健康保険のような制度はないので、日本の国民健康保険に加入しているか、別途、任意の保険に加入していない限り、全額個人負担となる。

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一匹の蚊に刺されただけで1週間の入院と40万円の支払いとは・・・なんと恐ろしい。とにかく蚊に刺されないことが大事なので、これからはこまめに蚊よけ対策をすることから生活を見直します。

今回のまとめ

  • デング熱に感染すると入院は必須
  • 総合病院ではICU(集中治療室)やHDU(高度治療室)での治療となる傾向
  • デング熱にかかると血小板の数値は下がる。下がりきっているときに出血してしまうと危険な状態になる
  • 熱がさがること、そして血小板とCRPの数値の改善が回復のポイント
  • 付き添い人は同室の簡易ベッドで滞在できる。寒さ対策が必要。食事はでない
  • ドクターおよび看護師との会話はすべて英語なので、血小板、CRP、FFPなど用語をあらかじめ知っておいたほうが良い
  • 一週間の入院で医療費の総額は40万円を超えた。医療保険に加入しておいたほうがよい
  • 今回入院した病院はこちら

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