3月から4月のこの時期、日系企業に勤める駐在員の方のなかには日本への帰任が決まる方もいる一方で、マレーシアへの赴任が決まり、引っ越しの準備をされている方も多いのではないだろうか。そこで今回は新たに赴任される方のために、「日本から持ってきたほうがよいもの」「マレーシアで買えるもの」をリストアップしておきたい。
「日本から持ってきたほうがよいもの10選」
1. 薬、栄養補助食品
もちろんマレーシアにも薬局はあるし、病院にいくとすぐに薬を出してくれるが、普段から飲み慣れている薬や常備薬、栄養補助食品などがあれば持ってきた方が安心。
2. 化粧品、コンタクトレンズ、日焼け止め、虫よけ
こちらもマレーシアで購入できるが、使い慣れているもののほうが安心できる。化粧品、コンタクトレンズは赴任直後から必要になるものなので、当面の生活に慣れるまでの使用分は持ち込んだ方が無難。
3. 本、学習教材
クアラルンプールには紀伊国屋書店があり、多くの日本の書籍も手に入るが1.5倍くらいの値段がするので、手元に置いておきたい本やお子様の学習教材などは日本から買ってきた方がよい。マレーシアに来たあとに日本の書籍を読みたい場合はキンドルなど電子書籍が大変便利。
4. カメラ、パソコンなど電子機器
電子機器は日本のほうが安価に手に入ることが多い。パソコンや電子辞書など日本語環境で使いたい場合にも日本での購入をお勧めする。多くの電子機器は100V~240Vに対応しているので、マレーシアでも変圧器を使うことなく使用することができる。(プラグだけ変換器が必要)
5. 電源タップ、プラグ変換器
日本から100V~240Vに対応した電子機器を持ってくる場合、日本のコンセントと同じ形状の電源タップがあると便利。ただし、マレーシアのコンセントはBFタイプなので、プラグ変換器が必要。(240Vに対応していない電気製品をマレーシアで使用する場合には変圧器が必要になるので注意。プラグ変換器はプラグの形状を変えるだけで変圧はしてくれない。)プラグ変換器はマレーシアの電器店などで安く購入することもできるので最低限あればよい。)
6. 特殊電池
一般的な乾電池はスーパーや電器店どで簡単に手に入るがボタン型電池や小型乾電池は見つけにくいので必要な場合は日本から持ってきた方がよい。
7. 学用品、ランドセル
日本人学校に入学する場合は学用品が必要。来馬当初、学習用ノートはマレーシアで買えると思っていたが、英語の授業で使う4線入りノートがなかなか見つからず苦労した。
8. 靴(特に子供のくつ)
マレーシアでも買えるが、サイズの在庫がなかったり、派手過ぎたり、買ってもすぐに破れたり・・・。特にお子様がいる場合には子供の靴は日本で買った方が品質が良く在庫も豊富。少しずつ大きめのサイズの靴を持ってきた方がよい。
9. 水筒
プラスチック製の安い水筒はマレーシアのショッピングモールなどでたくさん見かけるが、ステンレス製の真空断熱などの水筒は日本で買ってきた方がよい。一年中夏のマレーシアでは水筒は必須。
10. タオル
マレーシアではゆっくり湯船につかるというよりもさっとシャワーで汗を流すことが多い。プールに入る機会も増えて、タオルを使うことが多くなる。マレーシアでもタオルを購入することはできるが肌触りがよくなかったりすぐに使えなくなることが多い。タオルといえば今治タオル。クアラルンプール伊勢丹で購入することもできるが値段が高いので日本での購入をお勧めする。
「マレーシアで買えるもの」はどこで買える?
新生活を始める際に必要となるモノのほとんどはマレーシア(クアラルンプール)で手に入る。上記に書いた「日本で買ってきた方がよいもの」もマレーシアで手に入るあるいは代用品を購入できるので、通常、赴任者が入る家具付きコンドミニアムに転居する予定であれば、手ぶらでマレーシアに来ても一通りの生活用品を購入すれば大丈夫といえるくらいだ。
ワンウタマ(1 Utama)・ショッピングセンター
それでは、その一通りの生活用品はどこで購入すれば便利なのか。不慣れな場所で探し回るのは大変なので、家電量販店、イオン、DAISO(ダイソー)が揃っていて、クアラルンプールのモントキアラやサウジャナ近辺からもアクセスしやすいショッピングモールとしてワンウタマ(1 Utama)・ショッピングセンターをおすすめしたい。ここには家電量販店のベスト電器(BEST DENKI)、イオン、ダイソー、伊勢丹が入っていて一度に必要なものを買いそろえることができる。
ワンウタマ・ショッピングセンターはかなり広いが、LG階(Low Ground)にあるBEST DenkiとDAISOが近いので、この場所に絞り込めば買い物をした後に歩き回る必要もない。
家電量販店:BEST DENKI (ベスト電器)
BEST DENKIでは掃除機や炊飯器、ドライヤー、シェイバー、電動歯ブラシなど日本と同様に家電製品を購入することができる。筆者が来馬するときには、わざわざ日本で炊飯器を購入してマレーシアに発送したのだが、今ならそのようなことはしない。例えば、左上部の炊飯器(パナソニック製 )ならRM479(約12,500円)、下段はRM300~360(7800円~9400円)ほどで購入できる。なお、マレーシア生活では印刷して提出したりコピーをとったりすることが多いので、スキャナー機能付きのプリンターを買っておいた方がよい。
DAISO(ダイソー)
ダイソーも日本の100円ショップと同様に生活用品を安く購入することができる。広い店内には日本から輸入された商品が並んでおり、日本にいるような感覚になる。キッチン・バス・トイレ用品、食器、文具など一通りのそろっている。
スーパーマーケット(調味料、食材)
多くの日本食材を扱うスーパーマーケットが増えてきているので、わざわざ日本から送ったり持ち込んだりする必要がなくなってきている。クアラルンプールのスーパーマーケット120店舗のまとめガイド でも紹介したビレッジグローサーには日本から輸入された調味料や食材を購入することができる。
納豆は健康食品としてローカルの方々にも人気で、多くのスーパーマーケットで多品種の納豆を取り扱っている。ただし、すべて冷凍された状態での販売。カップラーメンもご覧の品ぞろえ。
売ります買います掲示板
最後に、売ります買います掲示板として、Jalan Jalan売ります買います掲示板、マレーシア掲示板をご紹介。日本人会の掲示板やコンドミニアム内でガレージセールなどで出品されているものを探してみるのもよいかもしれない。運がよければちょうど探していた品物が出品されていることもある。
マレーシアで車のことなら
マレーシア、クアラルンプールで生活をしている人が口を揃えていうこと、それはクアラルンプールで暮らすほとんどの方にとって自家用車が必需品ということです。マレーシアで車の購入やレンタルについてお考えの場合はこちらが参考になります。
Issued by 「マレーシア ソーシャルナビ 2017」