会社を辞めて家族でマレーシアに移住した理由:仕事編

2014年8月に長年勤めてきた会社を退職し、住み慣れた日本の生活環境を離れて、異国の地マレーシアに移住することを決めた理由を記しておきたい。

「生涯現役」時代を想定する

 昨日の子育て編でも触れたように、将来、日本の人口動態の急激な変化によって、今まで誰も経験したことのないビジネス環境、社会環境が出現した場合、過去の知識や経験はいまほど実用的ではなくなる。昨今「何人抜きで社長に抜擢」という記事や社外からプロ経営者を招致する例が増えているが、すでにそういった時代へ足を踏み入れているということの表れでもあるように見える。勤続年数をベースとした評価制度や終身雇用といった考え方はほとんどの業種で過去のモノとなっていくだろう。しかし、年金が当てにならない今の現役世代は「生涯現役」として働き続けることを想定しておいたほうがよいと思う。shinagawa1

自由度の高い「働き方」が増える

 ネットワークやITサービスの発達によって、働き方も変わっていく。テレワークなど勤務形態の多様化だけではなく、複数の会社を掛け持ちしたり、プロジェクト単位で社内外から人が集まったりする自由度の高い働き方が増えていく。外部環境が急激に変化するなかでは、事業のライフサイクルが短くなるため、何百人を超えるような大所帯の事業部を持つのではなく、3人~5人の小さなクラスタ単位で小さな事業をいくつも立ち上げて、芽が出た事業を発展させていくほうが時代にあっている。

より多くの「起業家」が必要になる

 今まで誰も経験したことのないビジネス環境、社会環境では、いまある事業を効率よく運営していく能力よりも、その時々の新たなニーズや課題をとらえて付加価値を生み出せる能力が重要視されるだろう。より多くの起業家精神をもった社員、あるいは従来の会社を飛び出し起業して新規事業を創出していく人が必要となる。特に閉塞感の強い日本の地方経済を活性化するには起業家による新たな産業やサービスの立ち上げが欠かせない。

ゼロベースで次の20年を考えてみる

 さて、このように働き方や会社と個人の関係が変わるのであれば、これまでの17年のサラリーマン人生の延長線上でキャリアプランを考えることを一度横に置いて、いったん立ち止まってでもよいから残りの人生の時間をどのように使うのかをゼロベースで考え直してもよいのではないかと思った。時間の使い方、住む場所、働き方もすべて一度リセットして、次の20年、そしてその後も生涯現役でいることに向けて前向きに人生設計を再構築してみてはどうだろう。(さらっと書いているが、実際、上司に退職の意思を告げる時には相当の覚悟が必要だった・・・。なぜ起業する場所としてマレーシアを選択したのかはこちらtwintower1

「変わり者」が多い社会のほうが強い

 これから先、日本が直面する新たな課題は山ほどあると思うが、非常にポジティブに考えると、いまの現役世代はそれらの課題解決に取り組むチャンスが山ほどあるということだ。未知の課題を目前にして、同じような解決方法を試す人が沢山いるよりも、人とは違った解決方法を試す”変わり者”が沢山いるほうが失敗も多いがきっと強い社会を作れるだろう。

このブログを立ち上げるにあたって「ソーシャルデザインとは」のページに書いたように日本とアジアを結び、地域社会の未来を作ることに次の20年を投入して、少しでもそのような課題の解決に貢献したいと考えている。

会社を辞めて家族でマレーシアに移住した理由:サバイバル編」に続く

<もっと知りたい方におススメの本>
ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉
2013年のビジネス書大賞を受賞した話題の一冊。まだ読んでいない方はぜひ。

  Issued by 「マレーシア ソーシャルナビ 2015」

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