マレーシアでの「いいね!」トップ5

マレーシアには約2,000万人のインターネット人口のうち7割以上がFacebookユーザーといわれている。インターネット人口比率でみると世界トップ10に入るほどのFacebook浸透率なのだ。
そんなFacebook好きのマレーシア国民がどのようなFacebookページに「いいね!」しているのか調べてみた。ちなみに「いいね!」マレー語で「suka!」という。

まずは5位から。

5位 「Nama Nama Islam」  いいね!3,973,612件
イスラム教徒向けに名前付けサービスを提供している会社が運営している「Nama Nama Islam」。イスラム教徒が国民の約6割を占めるマレーシアならではページがランクイン。イスラム教徒の名前(ムスリムネーム)はイスラームの教えやイスラーム史上の人物にちなんだ名前を付ける習慣がある。”良い名前”を探して、両親がタイムラインでアドバイスを求めて書き込んでいる様子がほほえましい。

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4位 「My Networks」   いいね!4,197,447件
2011年のサイト開設以来、マレーシア人の共感を呼ぶメッセージや画像・動画をシェアして、いまや400万人を超えるファンを獲得した「My Networks」。こちらもイスラム教徒向けの投稿が多くみられる。マレーシアで多くのファンを獲得するには3000万人のマレーシア国民のうち1800万人を超えるイスラム教徒の心をつかむことが近道なのだろう。

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3位 「Tintu-mon」  いいね!4,928,439件
「Tintumon ジョーク」と呼ばれる、ちょっと生意気だったりブラックだったりするジョークがSNSなどで火が付き、ソーシャルメディアで爆発的に広がった。Tintu-monの公式Facebookページでは500万人近い「いいね!」を獲得している。
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2位 「PenMerah [dot] com」  いいね!5,124,034件
同名のオンラインニュースサイト「penmerah.com」が運営する公式Facebookページ。ニュースサイトと連携しながら、マレーシア国民にとって話題性のあるニュース、エンターテイメントやライフスタイルなどの情報を提供している。豊富な情報量がユーザーを引き寄せている。penmerah
1位 「Upin & Ipi」  いいね!11,254,020件
そして、2位に倍以上の差をつけて、ダントツの人気ナンバー1はUpin & Ipin。5歳の双子の男の子が主人公のテレビアニメで、マレーシアの街中でもキャラクターグッツなどよく見かけるくらい知名度が高い。幼児向けの教育的な要素も含んでいるため、親も安心して子供に見せられるのだろう。アニメの1シーンの掲載だけでも何万もの「いいね!」されている様子からその人気の高さがうかがえる。

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共感されやすく話題性のあるトピックや動画が人気が出やすいのは日本と変わらないようだが、それに加えて、マレーシアで6割の人口を占めるムスリム(イスラム教徒)に受け入れられるかどうかが多くの「いいね!」を獲得できる1つのポイントになりそうだ。