カールスバーグ ビールのプルタブを見てわかること

マレーシアでは2種類のカールスバーグ(Carlsberg) ビールが流通しているようだ。一見すると違いが分からずそのまま消費してしまいそうだが、よく見るとプルタブのデザインと色が異なっている。左の缶のプルタブは緑に着色されていて、カールスバーグのロゴの一部のデザインが施されている。そして、バーコードの番号と、片方だけバーコードの下に「MDNP」という文字が書かれている。何が違うのだろうか。

よく見るとプルタブのデザインと色が違うカールスバーグの缶ビール

まずバーコードの番号から調べようとしたが、両方ともマレーシアにあるカールスバーグ工場で製造されている番号で間違いないようだ。そうなると手掛かりは「MDNP」という文字ということになるが、これをネットで検索すると「Malaysia Duty Not Paid」の略称だという記載が見つかる。

「MDNP」の缶は免税地域用? 格安ビールの理由

マレーシアではランカウイ島が免税地域として指定されていて、島内で購入できるビールなどお酒には酒税がかからない。お酒好きにはたまらない楽園となっている。おそらくMDNPがプリントされている方は免税地域での販売用として製造されたものだろう。クアラルンプール市内のお店で格安ビールとして販売されていることがあるが、320ml×24缶がRM100以下で販売されているような場合はMDNP用ではないかと疑ってみたほうがよさそうだ。

Issued by 「マレーシア ソーシャルナビ 2017」